今回はApacheの動作や設定値の状態を見る方法を。
Apacheには現在の動作状況や、httpd.confの設定状況を見る手段が用意されています。
今回はそれらを有効にする方法を簡単にまとめます。
Apacheの動作状況を見る
mod_statusを有効にします。
ソースファイルからApacheをインストールする場合は、
標準でmod_statusが組み込まれます。
RPMパッケージなら以下の設定が入っていることを確認します。
LoadModule status_module modules/mod_status.so
そして以下のようなディレクティブを設定してApacheを起動します。
アクセス制御の設定を必ず有効にすることを推奨します。
標準のものからアドレス変えたければLocationディレクティブの設定を変えればOK
<Location /server-status> SetHandler server-status Order deny,allow Deny from all Allow from [閲覧を許可するネットワーク] </Location>
http://xxx.xxx.xxx.xxx/server-status にアクセスすると、
サーバーの稼働状況が表示されます。
「ExtendedStatus On」とすると、表示される情報が追加されます(デフォルトOFF)
クエリを使って表示内容の制御もできます。
Nで指定した秒数の感覚で画面を自動更新します。
Apacheの設定状況を見る
mod_infoを有効にします。
ソースファイルからApacheをインストールする場合は、
コンパイル時に以下のようにmod_infoを静的に指定して組み込んでおくか、
mod.soを組み込んだ上で、LoadModuleしてください。
./configure --enable-info
LoadModule info_module modules/mod_info.so
こちらもmod_status同様に以下のようなディレクティブを設定してApacheを起動します。
アクセス制御の設定を必ず有効にすることを推奨します。
<Location /server-info> SetHandler server-info Order deny,allow Deny from all Allow from [閲覧を許可するネットワーク] </Location>
http://xxx.xxx.xxx.xxx/server-info にアクセスすると、
サーバーの設定状況が表示されます。
標準のものからアドレス変えたければLocationディレクティブの設定を変えればOK
こちらもクエリを使って表示内容を制御できます。
指定されたモジュールに関連する情報のみ
モジュールでソートせずに、設定ディレクティブのみ
各モジュールが使用するフックのみ
有効なモジュールの簡単なリストのみ
基本サーバ情報のみ
参考:Apache HTTPサーバーマニュアル(mod_info)
今日はこんなところで。