OTRSをインストールする

最近運用管理系の業務アプリとして使えそうなツールを探しています。


OTRSというツールがあることを知ったので、
とりあえずインストールしてみることにしました。


ITILという言葉についつい引かれてしまい、試してみることにします。

OTRSとは?


OTRSとはヘルプデスク管理機能とITIL運用管理機能を持ったオープンソースソフトウェアとのことです。

推奨構成


推奨構成は以下の通りです。

インストール


参考に挙げた記事を見ながらインストールを行いました。


まず、(不本意ながら)SELinuxを無効にします。

# vi /etc/selinux/config
「SELINUX=disabled」に変更
# shutdown -r now
# sestatus
SELinux status:                 disabled


つぎにOTRSで必要なRPMパッケージを事前にインストールします。

# yum install perl-DBD-MySQL mysql-server perl perl-libwww-perl perl-Net-DNS perl-IO-Socket-SSL perl-XML-Parser perl-TimeDate gd gd-devel vixie-cron procmail httpd mod_perl


OTRS本体をダウンロードします。本日時点の最新版は「3.1.4-01」でした。

# wget http://ftp.otrs.org/pub/otrs/RPMS/fedora/4/otrs-3.1.4-01.noarch.rpm


OTRSをインストールします。

# rpm -ivh otrs-3.1.4-01.noarch.rpm
準備中...                ########################################### [100%]
Check OTRS user ... otrs added.
   1:otrs                   ########################################### [100%]


ApacheのServerNameが設定されていないとうまく初期設定ができないようです。動かしているサーバーのIPアドレスを設定します。

# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
ServerName <your IP>


ApacheMySQLが起動していないようなら予め起動しておきます。

# /etc/init.d/httpd start
# /etc/init.d/mysqld start


上記を行った上で、初期設定画面にブラウザからアクセスします。

http://<Your IP Address>/otrs/installer.pl


画面に従って設定をすれば、インストールは完了です。


OTRSを起動させます。

# /etc/init.d/otrs start
hostname: 不明なホスト
Starting OTRS..
 Checking httpd ... done.
 Checking database connection... Trying to connect to database
DSN: DBI:mysql:database=otrs;host=localhost;
DatabaseUser: otrs

It looks Ok! done.
 Checking OTRS Scheduler Service... 0
 done.
 Enable /opt/otrs/bin/otrs.PostMaster.pl ... done.
 Checking otrs spool dir...  done.
 Creating cronjobs (source /opt/otrs/var/cron/*) ...
 done.

  -->> http:///otrs/index.pl <<-- 
Final start of OTRS.. done


あとは、「http:///otrs/index.pl」に
アクセス、ログインできればOKです。


入れたマシンは仮想環境の上に、メモリ割当が推奨値から少なかったこともあり、
非常に動作が重たい状況でした。


メモリ最低2GBぐらいは必要そうな予感です。


ちょっと触った感じでは、非常に高機能なアプリケーションという印象です。


今後時間を作って触ってみようと思います。
今日はこんなところで。